(注)2,荻原井泉水・尾崎放哉・前田夕暮
 @荻原井泉水(おぎわらせいせんすい=1884〜1976)
 明治後期〜昭和期の俳人。東京生まれ。本名藤吉。東大言語学科卒。1911年河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)らと新傾向俳句を目指し、俳誌「層雲」を創刊。季題を排し、生命を表現することを主張し、無季自由律俳句の理論確立と実践につとめた。
        「日本史事典」「最新国語便覧」
 A尾崎放哉(ほうさい=1885〜1926)
 鳥取県生まれ。本名秀雄。大正4年(1915)から句誌「層雲」に投句。寺院を遍歴し、独自の心境を透明な虚無感の中にうたった。
                「最新国語便覧」P285
 B前田夕暮(まえだゆうぐれ=1883〜1951)
  歌人。本名洋造。神奈川県生まれ。尾上柴舟(おのえさいしゅう)に師事。「詩歌」創刊。近代的感覚に富む歌風で、一時自由律短歌を唱道。歌集「収穫」「原生林」「耕土」など。             「広辞苑」