注)竹村方壺
  方壺の家は、竹村氏の総本家で、通称「本竹」と呼ばれ、入野村で酒と醸造を営んでいた豪商。方壺は竹村又右衛門尚政で、別号を三山亭といい、俳諧のほか随筆・紀行文なども書いている。寛政8年(1796)10月18日没。40才。竹村家は敷知郡入野村(浜松市入野町)佐鳴湖畔で、代々又右衛門を名乗った。
  堀江大沢藩の家臣であったといわれるが、入野村に住みつき、のち浜松藩主の御用掛を勤めたが、代々酒造を業とした豪農の家柄。