(注)4,村松梢風(1889〜1961)
 小説家。本名義一。新聞記者のかたわら「琴姫物語」(1917)で情話作者として出発。「正伝清水次郎長」(1926〜28)その他の考証的伝記風作品を多く書いた。新派の演目となった「残菊物語」(1937)などの小説も多いが「本朝画人伝」(1040〜43)「近世名勝負物語」(1952〜61)は克明な人物伝として評価が高い。子供の喬(1917〜82)は教育評論家で菊池寛賞を受賞。「時代屋の女房」で直木賞を受賞した村松友視(1940〜)は孫。