(注)8、藤屋五平と義僕平八郎
 @藤屋五平の碑(大正13年建立)
    藤屋主人の廉行(欲のない行い)を詠む
     「こがねよりしろがねよりもますらおが
              あかき心ぞたからなりける」
  藤屋五平は、この地の旅籠屋の主人。ある時旅人が財布を忘れて出立した。五平は跡を追いかけ苦労して探し出して財布を手渡したという。

 A義僕平八郎顕彰碑(大正13年建立)
 白須賀の問屋治右衛門は、ふとしたことで罪を得て、入牢の上田地没収となった。平八郎は主家の難儀を救おうとして江戸に出て、豆腐屋に奉公し、20余年にわたりその給金の殆どを主家宅に送り続けた。さらに事あるごとに囚人の赦免を奉行所に訴え続けた。後、平八郎の訴えが聞き届けられ、田地を買い戻して旧主人の恩義に報いた。