(3)館山遊歩道にそって
(1)舘山寺温泉街
(2)舘山寺と愛宕神社
(3)館山遊歩道にそって
(4)内浦湾沿いに
(5)大草山周辺
(6)サンビーチ沿い
(3)館山遊歩道に沿って(舘山寺裏山)
  @舘山寺穴大師   「現地説明板」
穴大師入口 穴大師内部

 この岩穴は、弘仁元年(810・約千二百年前)弘法大師様(空海・774〜835)が下の舘山寺(現在曹洞宗)を開創した折り、お籠もりになりご修行(しゅぎょう)された霊窟です。中にはご自作の弘法大師石像がお祀りしてあります。昔より「穴大師」と呼ばれ、無病息災・心願成就のお大師様として信仰され親しまれています。特に眼に関する病、眼の弱い方に就いては、その功徳無量なり。心静かにお参りして下さい。
  ※注意
    頭上はもとより、左右の岩に十分注意し、事故・怪我のないようにお参り下さい。
      舘山寺穴大師  御詠歌
        ありがたや
          舘山寺の岩かげに
        大師は今に おわしまします


 A舘山寺聖観音菩薩(大観音)
舘山寺聖観音菩薩像

 舘山寺周辺は、若い男女の心中があった。その霊の供養と、生きることの尊さ、死を思い止めるため、舘山寺保勝会の人たちが、広く浄財を募って、地元の人びとの協力で一年余りかけて昭和十二年(1937)に高さ十六メートルの大立像が完成
 B浜松城石垣採石場   現地説明板
採石場跡 浜松城

 地元には、徳川家康と深い関係にある堀江城があった。浜松城を建設するにあたり、大量の石を館山より下の海岸に臨時に設けられた船着場から、人々の力で船に乗せられ、雄踏の運河を通り佐鳴湖に入り、そこから人力車で工事場の浜松城まで運んだようです。浜松城の石垣はここから運ばれたものです。
 
 C弁財天 穴地蔵
弁才天穴地蔵

 弁天は、竜の化身で湖水の主を意味しています。
  浜名湖には、三つの島がある。この島が三つとも弁天様の祠をもっている。礫(つぶて)島(しま)・弁天島・館山である。この館山の弁天様は、明治の中頃に、ご神体を大草山の海の見える場所に移しました。しかし、その後も海で働く人々は、館山の穴地蔵まで手を合わせに登ってきた。
昔の人々は自然信仰で海難事故に遭うと、遠方からもお参りに来たようです。 
 
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